◆ローン破産の原因と任意売却と競売◆
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◎住宅ローン破産の原因は以下のようなものである。
1、リストラ、雇い止め、解雇、会社倒産、等による失業。
2、夫婦でローンを支払っていたが離婚によりローンを支払え
なくなった。
3、ボーナス払いを選択していたがボーナスが無くなった。
★さて、このような債務者を救済するために「任意売却」が
流行している。
しかし、これにも問題がある。
売却しても残債が平均500万円残り、これを支払う義務が
ある。
これが出来ないと「自己破産」するしかない。
それであるならば「競売」された方が良いのではないか?
競売の場合でも残債が残るが、多くの金融機関は「貸倒れ損
失処理」して、残債の請求は事実上来ない。
もちろん、金融機関がサービサーに債権を売る場合があるが、
債権額の10%程度である。
500万円が50万円。これを支払えば、それで処理は終わる。
債務は残らない。
もともと、このような物件を取得すること自体に問題がある。
万一、ローンが払えなくなっても、それ以上で売れる物件を買う
こと。
毎月のローン支払い額以上の家賃収入が見込める物件を買うこと。
当方も白金で賃貸マンションを持っていたが、現金化の必要があ
ったので売却した。
ローン残債を全額支払っても500万円残った。
買われた方は、フエイスブックのお友達のお兄さんであった。
「任意売却」を考える前に、もう一度良く考えることをお薦め
する。
★任意売却の場合は、売却額でローン残債が全額支払える場合
に限るべきであろう。