1.当社が、皆様に土地活用事業をお薦めするのは、建築業、不動産業、管理業にとって、リピーターの多い継続的事業になるからである。
普通の住宅は、リピートが来るのは、約40年先の建て替え時期まで待たなければならない。経営者一代では、期待できない。
これに対して、土地活用は、地主、家主の土地保有面積が無くなるまで、何らかのリピートが期待できる事業になる。私の知り合いが、大東建託にいて、年間30億円の売上を達成しているが、彼は、約10人の大地主を相手にしている。
2.土地活用とは、何か?
?土地は、収益を上げる基盤である。農業でも土地が無いと出来ない。
?土地の利用目的の明確化と収益の最大化を図る。
?リスク(危険)とリターン(見返り)は、コインの裏表である。
全くリスクのない土地活用はない。農業も、水不足、霜害、干害により収穫量は、落ちる。収穫量が4分の3で不作。2分の1で凶作。4分の1で飢饉となる。
?儲かることよりも地主破産を防ぐ。
賃貸住宅の空室率が60%以上になれば、ローンは払えず、地主が破産する。
現に企業に一括貸ししている、社宅、社員寮が企業の中途解約で、競売、破産したケースは、結構ある。中央区の地主が1階を店舗にして、上をオフイスビルにした。
バブル時である。その頃の家賃は、坪35,000円取れた。現在は坪15,000円である。空室が70%以上になり、あわてて、賃貸マンションにコンバージョンしている。破産した人も結構いるのではないかと思います。
これは、欲をかき過ぎているのである。始めから、賃貸マンションにしておけば良いのにね。賃貸の良さは、空室になれば、シェアハウスやゲストハウス、高齢者住宅、現代版、下宿等に転用できるからである。また、デザイン賃貸、コーポ方式賃貸に再生出来る点にある。オリンピックを控えて、短期賃貸のFCも出てきた。
?土地の価値は「上地権」にあり、底地権などに価値はない。
底地は銀座でも北海道でも同じである。土地の値打ちは、利用権(借地権)にある。それが証拠に銀座の1坪当りの借地権価格は9,000万円であり、底地価格は1,000万円である。
3.業種による取り組み。
?建築、建設業。
この業種は、あくまでエンドユーザーである、地主、家主にアプローチする仕組みとプレゼンテーションの手法を開発しなければならない。
例えば、皆さんは、「東建コーポレーションのアプローチブック」をご覧になったことが、お有りだろうか?これだけでスゴイボリュームである。
当社は、過去ミサワホームと東急ホームさんの「アパート経営マニュアル」や「アパート経営テキスト」と「アプローチブック」を製作した。
このための宣伝用ビデオを当社で製作した。この地主組織化と紹介ルートのために士業の先生方と不動産業者さんを組織化する<資産活用倶楽部>をマニュアル化している。現在、東北から沖縄まで、約30社様が採用されている。宣伝用パンフやアプローチブックなどは、当方の得意分野であるので、いつでもお手伝いします。(有料ですが)また、競合に勝つためには、他社にない、新しい「家賃保証方式」や「経営代行方式」の採用も必要である。当社の仕組みは、オーナーさんにも貴社にもリスクを極少化する仕組みを作っている。(これも有料ですが)
さらに「再契約型定期借家権」で家賃を割り引くシステムも完成しております。
?不動産業の方や士業の先生方及び管理業者さんは「コンサルタント」で、報酬を稼ぐ
ことをお薦めする。
もちろん、目ざとい方は、島根県や富山市で、自ら事業主で取り組んでおられる。
要は、事業主体は、何業でも可能であると言うことである。
組織化形態が、業種によって多少異なるだけのことである。
当社の研修を受けられた不動産鑑定士の先生も、コンサルタントに転向された。
コンサルタントの報酬に、定めはない。
これまで、当社の研修を受けた不動産業者さんは、静岡県御殿場市の定期借地権住宅
25戸のコンサル費が4,500万円であった。
同じく浜松の不動産業者さんは、これまで約400戸の定期借地をまとめ、パナホー
ム・ミサワホーム・地元ビルダーに振り分け、建築費の4%の報酬を得ておられる。
この他にアパートの取り纏めや、地主5人をまとめた、スーパー銭湯も手掛けられた
から、累計報酬は、推定3億円を超えている。
また、管理業務を希望されれば、管理業報酬も入る。これらの活動により、土地売買
件数を増大する。
◎このように有望な土地活用事業を、まだやらない企業があるのが、不思議でならない。
単なる住宅は、?デザイン。?品質。?価格。のみの勝負でしかならない。
僅かに工夫があるのは、住友不動産の「新築そっくりさん」や、イシンホームがTVコマーシャルしている「太陽光発電で住宅ローン。ゼロ円住宅」くらいのものである。売れないから、低価格住宅に走る。低価格住宅の最大の欠点は、安いから紹介が無いと言うことである。お客様がこられた時「うちの家は、○○ホーム」ですとか、坪35万円の家ですと言えないではないか。
お客の心理は、安く建てても、高くついたと言いたいものなのである。
私の知り合いも、神戸で低価格住宅を年200建築していたが、ある時、社長が来られ「西京さん、当社は、高品質なものを合理的に販売しているので、住宅メーカーより、3割安いのだが、困った事に建てたお客様の紹介がゼロなので、新聞広告で集客するしかないのです」結局、この企業は、広告費倒れで倒産しました。
一級建築士の誠実な社長様でしたが。紹介比率は、50%前後が適正です。
逆に紹介比率100%というのは、新規顧客を開拓していないと言うもので健全とは
言えません。
住宅も品質の時代になります。多分欧州の建築基準が日本の住宅にも順次適応される
ようになると見ています。ドイツの木造住宅の断熱材の厚さは、40センチです。
スェーデンのパネルの厚さと重量は、ミサワホームの2倍もあります。
玄関ドアは4人でないと持ち上がりません。
あ、忘れていました「消費税増税」で、逆に注文住宅の受注を増やす仕組みも完成し
ています。
以上。
(社)日本土地活用支援機構(略称)理事長
<土地活用・建築、不動産ビジネス研究会>代表
<プロパティ資産活用倶楽部VC本部>
プロパティ・アート株式会社 代表取締役 西 京 建 一
電話:03-3447-7131 FAX:03-3444-7754
E-mail:info@property-art.co.jp
URL:http://www.property-art.co.jp/
西京携帯:080?1154?6353