殆どが旧借地権の深刻な問題をどう解決すれば良いのかについてヒントになる研修を開催する。
旧借地は、更新性有り・延長権有り・建物買取義務が地主にある。
簡単ではない。いわゆる、借地権割合や底地権割合は、実際の取引金額に何の関係もない点にある。もちろん参考にはする。
底地を借地権者に売りたい。借地権を底地権者に売りたい。同時に売買する。借地権と底地の交換・等価交換で建築する。パターンであるが、双方が妥協しないとまとまらない。
当方が解決したケースでは都内の底地権を借地権者に売買したいケースで60%の割合で計算すれば総額が4,000万円の底地価格である。ところが地主さんが東北の不在地主さんで、幾らでも良いと言われたので、1,000万円で借地権者に売った。相談から2か月で解決した。実際の取引とはこのようなものだが、このケースでは2,000万円が相当であったと考えるが、地主さんが早く現金が欲しかったので1,000万円となった。
こういう複雑な問題を解決して、売買や建て替えの事業用地にしたいのが本音だが、あまり期待するのも良くない。
お困り事の相談に乗っていれば、別の案件でビジネスになることが再々ある。
まぁ、ボランティアみたいなコンサルだが、無欲だと意外に儲かる商談が成立する体験を幾度かしている。