◎今年の建築と不動産ビジネスは、前年度より相当落ちるが健闘して
いる事業もある。
1、都市部では中古マンションが値下がりしていて売れている。
新築マンションは苦戦しているが値引きしないで景気の回復を待っ
ている。
2、地方では地主相手の賃貸住宅受注が、それほど落ちていない。
その理由は、金融機関が地主の所有する建築地と別の土地を共同担
保に取るからである。
サラリーマンの投資用賃貸については、ローンが厳しくなっている。
賃貸住宅が満室になる期間。戸建貸家は1ヶ月程度。アパート、賃
貸マンションは6ヶ月。サ高住は1年から2年。
これらの損益分岐点は、満室率が約50%となる。
ホテルは厳しくなっている。稼働率70%が損益分岐点だが、現在
は30%~50%に落ち込んでいる。