★久々の大手住宅メーカーの定期借地権戸建住宅事業★
──────────────n住宅新報の記事を参考に意見を述べてみる。
◎事業主は、パナソニックホーム。
場所は埼玉市桜区大久保。
戸数:6戸。期間:50年以上。
工法は在来木造住宅。プレハブ住宅より坪30万円ほど安い。
大和ハウス・ミサワホームも在来木造住宅をやっている。
プレハブは工場量産住宅なのに高すぎる。
ついにパナホームも。
積水ハウスは昔から在来木造住宅をやっている。
1区画面積:153??180?。
建築面積:2階建て。延べ102??111?。
建物価格:2,680万円前後。
地代 前払い地代 約240万円。※この辺がハッキリしない。
前払い地代とは通常何年、何十年分の家賃の先払いで、「前受地代」
「前払い地代」をして税務上の処理ができる。
地主にとっては、権利金収受の性格を持ち、借主は地代を経費として
処理できるメリットがある。
しかし、この240万円の前払い地代が50年分では考えられない。
だと、すると通常の月地代がいくらなのか、新聞記事ではわからない。
定期借地分譲マンションにおいては50年分の地代を全額前払いした
ケースはある。
(俗称としては時間所有権という場合がある。しかし、これは法律的
なものではない。あくまで概念上の呼び名である。)
保証金:150万円。
※以上が概要だが定期借地としては建物面積が小さい。
これでは上手く行かないかも知れない。
パナポームの定期借地は当社でも数か所コンサルしたが、建物延べ面
積は150?以上である。土地面積は60坪以上。
こんな小さい住宅では客層が悪くなる。
同社も定期借地権住宅を良く理解しているとは思えない。
埼玉県は、生産緑地の多いところがが、営農期間終了後多くの土地が
宅地化されて貸地になると見ている布石とも言える。
しかし。もう少し、企画をしっかりしないと、このような雑な考え方
では事業としては伸びない。
土地面積は60坪以上。建物面積は延べ40坪?50坪前後にしないと
駄目である。
今回のパナホームの定期借地は建売住宅のレベルに過ぎない。