工事費が高騰している。これはオリンピックの工事と東北大震災の復興工事やホテル、マンション等の工事が重なっていることにある。大工、型枠、鉄筋工等の職人さんの給与も上がり、セメントとや鉄筋価格も高騰していることにある。
東京では分譲マンションやビルの工事費が坪単価120万円になっている。鉄筋パネル工法でも坪100万円になっている。工事業者さんもオリンピック後は工事が激減すると見ているので職人さんをぬやみに増やさない。
さて、当社が近畿圏において、某大手住宅メーカーから工事店を50社増やしてほしいと依頼されたことがあった。大手さんは新聞に大広告を出しても1社も集まらなかったからである。
そこで当社は、建設業者さんの全てにアンケートした。
その内容は、その工事店さんが将来的に「元請」で行くのか「協力工事店」でも良いのかという内容である。約100社が「協力工事店」でOkと回答してきた。
そこで、その100社もホテルに集め、企業説明と工事費についての説明会を実施した。内、50社と工事契約を取り交わした。大手もできないことを、僕は簡単にやってのけた。簡単である。すべては目標から逆算して、どうすればいいのかの手法を見つければよいだけのことである。大手の社長は、ビックリして、当社に3,000万円出資するといってきたが丁重にお断りした。その意味は当社が子会社になるという意味になる。それではなんのために独立したのかの意味が無くなってしまうからである。
全ての目標は、逆算すれば簡単にその手法が見つかるものである。
営業においても、年1,000戸建築したいのであれば、そこから逆算して、シナリオを書けばあらゆる目標は実現できる。但し、建築業は、施行能力以上のことは出来ない。