■活発になって来た神社と寺の定期借地権活用事業。■

■活発になって来た神社と寺の定期借地権活用事業。■
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◎基本的に寺社は土地を売らない。貸すことに抵抗感がない。
元々寺社は広大な農地を小作人に貸してきたのである。
織田信長が比叡山を焼き討ちにしたのは、寺社からは租税が
とれないというきわめて政治的、財政的な理由からである。
信長自身は先祖が神主であり宗教大好き人間である。
さて、近年寺社の定期借地権活用事業が拡大してきた。
その一例である。

1、東京山王神社の境内に定期借地でセミ・コーポラティブ
分譲マンションが第一号である。
最上階に神主が済み、1階は神輿蔵になっている。
当社の顧問税理士さんも購入した。完売済み。

2、京都下賀茂神社に99戸の高級分譲マンションが建設
され分譲される。
予告広告の段階で分譲は3年先ぐらいである。
地代は年8,000万円。
事業主は意外なことにJR西日本不動産である。
2年後分譲か?

3、町田市の曹洞宗の安全寺の2,600坪に定借による
戸建住宅27戸。アパート3棟。駐車場30台。
これはすべて販売済み。事業主はミサワホームである。
完売済み。

4、昨日発表されたのは、浄土真宗の難波別院に60年の
定期借地でホテルが建設される。
3階までは寺が使い、多分12階までは東急ホテルが
使用する。事業主は積水ハウスである。
東急はホテル部分を借り上げることになる。
3年後完成か?

※このように寺社も定期借地に注目しているのに、建築業界も
不動産業界も動きは鈍い。
※日本人の「所有権絶対意識」は時代遅れである。
所有権と言っても固都税を支払っているから、地主も借地人
であると言うのに。
70年ぐらいで土地代相当額の税金を払っているから広義的
には地主とは借地人なのである。

★再び定期借地権事業を活発にしましょう!

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