★シェアハウス・ゲストハウス・コレクティブホームについての考察。
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1、シェアハウスについて。
シェアとは、共用部分を入居者が共同使用する共同住宅のことである。
ここで厳密なシェアハウスとは建築基準法では、用途が「寄宿舎」と
なる。
この基準は、各部屋に窓があり採光できなければ不可であり、消防署
の許可が必要になる。
この場合の共用部分は、キッチン、風呂場、トイレを共同使用するこ
とになる。廊下幅は、1.5メートル必要である。リビングは設けない。
管理は自主管理とするか管理会社が管理を行うかである。
これが純粋なシェアハウスである。
※女性専用型・男性専用型・男女共住型に分かれる。
東京で1番人気は女性専用型。
2、リビングを設けるシェアハウス。
一般的にはこれがシェアハウスと思われている。
リビングで談笑したり、英会話を学習したり、友達造りに利用されて
いる。
しかし、リビングはトラブルの元になる場合もある。
つまり自然にリーダーやボスが生まれるので合わない人は退去する。
いずれも家賃の中に光熱費や管理費が含まれる。部屋の面積は1室
18?。
東京の場合は月5万円?8万円前後。
東京の場合、人口が年8万人増え、そのうち女性が6万人である。
上京の目的は就職探しである。
※欧米では、リタイアした芸術家のシェアハウスが多く見られる。
音楽家・画家・俳優等の。日本ではほとんどない。
3、過疎地でのシェアハウスについて。
孤独死の心配があるから、自宅は処分して、共同でシェアハウスに
居住するのが望ましい。
賃貸型より共有持ち分方式が良い。部屋の中にキッチンもトイレも
バスも設置する。
水道光熱費は各自の負担とする。共有部分の管理清掃は持ち回りで
行う。
さて、収入は年金が中心となるが、その中で収益を上げる方法はな
いのか?
これを考えるのがノウハウである。
4、ゲストハウスについて。
これは主に外人の観光客と就労者である。ホテルに近い。
部屋にはシャワールームだけで良い。キッチン、バスは共同使用で
ある。
民泊にもなるから、観光客は6泊7日以上とする。就労者はマンス
リー契約とする。
1日の料金は2,500円前後。二段ベッドでも良い。
四国の遍路宿は個室なら1泊4,000円前後。二段ベッドなら1泊
2,000円前後。工場や倉庫をコンバージョンすれば良い。
これも消防署のチェックが必要になる。大きな戸建住宅を転用する
こともできる。
5、コレクティブホームについて。
これは年代を問わない共同住宅である。
20代、30代、40代、50代、60代、70代の共同住宅である。
多世代住宅とも言える。各部屋にはトイレ、バスがあり、キッチンは
共同使用である。中に保育所を設ければなお良い。
老いも若きも一緒に住んだ方が楽しいし、若者は高齢者の経験と知恵
を学ぶことが出来る。日本には池袋の1例しかない。