★住宅メーカーの栄枯盛衰★

◎住宅は大きなビジネスであるが撤退した企業もある。
カネボウハウジングは経営破綻。
東芝メイゾンと東急不動産は鉄骨プレハブ住宅事業から撤退した。
この3社の赤字は各100億円を超える。
東急不動産は200億円くらいの赤字になっていると思う。
パナホームは苦戦している。
住宅とアパートは、ほとんど売れていなから都市型建替えに力を入れている。
大和ハウスも店舗、アパートは好調だが住宅は苦戦している。
トヨタホームは、創業40年を超すが、利益があまり出ていない。
トヨタ自動車と言えども、住宅事業は成功したとはとても言えない。
ヤマダ電機はS×Lを買収したが売り上げが縮小している。
電気製品を買うついでに住宅を買うことはない。

苦戦する会社の特徴は、経営戦略、営業戦略と販売促進が下手なことにある。
パナホームなどは、本社事業にすれば良かったのに、住宅事業を電工の子会社としたことにある。代理店戦略も合弁戦略もことごとく失敗した。

一方住友林業は、創業15年で1万戸の企業になった(現在は9,000戸くらい)

この住友林業注文住宅事業の創業期から5,000戸になるまで僕が販売促進を担当した。
ミサワホームはトヨタ自動車の子会社になったが、これも売り上げが縮小している。
トヨタ自動車としては、次の成長事業に何をやったらいいのか、よく分からいのでは
ないか。

僕から見れば自動車産業自体が不況業種なのではないかと思っている。
若い人は自動車を買うよりスマホの方が大事なのである。

積水ハウスは全般に健闘しているがアメーバー戦略も限界にきたのではないか。
アメーバー戦略は、京セラより先に積水ハウスが採用している。
ただ積水ハウスは自社の営業戦略をアメーバーだと気がつかなかっただけのことである。


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